練習の過程

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10月の公演に向けた練習も一か月と少しが経過。

取り敢えず、前回は代役込みで最初から最後まで通した練習。

実際やってみると、おかしなト書きが散見され、あれ、君いつ登場してた?みたいなの。あるある。

 

あまり書く事もない一か月ではありましたが、水面下では、チラシの製作依頼、コリッチの公演専用ページ作成、公演Tシャツ等々、やってはいるんです。はい。

 

今回の演目は2013年の再演。

 

またいつか書くかもしれませんが、僕にとってはコレ、思い入れの強いお話です。

 

2011年、気合を入れたはずの10周年公演「楽園ラジオ」はどうみても、空回りに終わり、地震津波放射能の影響も相まって、僕は、ほとほと気力をなくしていました。

 

イメージで、ものの捉え方一つで、気分は晴れる、端的に言うと、それが僕が目指した社会派SFです。事実僕にはそれが必要でした。

 

が、見事に、それ、机上の空論じゃん、って思い知らされた、でっかい現実。

 

所詮、衣食住満たされた上の、娯楽や思想。

 

僕が目指し、時に何かを掴んだ気でいた10年が見事に吹き飛び、再起不能の一歩手前

 

でも、その先に向かわずに、踏みとどまれたのは、この「賛成の天体」を書けたから。

 

まあ、僕の意識の問題ですが。

 

2011年は35歳でした。この10年。明らかに僕は新しいモノを作り出す力は衰えています

 

毎回毎回新作でとはいけなくなっています。

 

でも無くしたものばかりじゃなくて、最初の10年と次の10年でお話は、徐々に、見やすくなっている手応えはあります。

 

東和町の料亭を皮切りに、盛岡、映像部、東京、地元さくらホール、コロナ…

 

色々な経験を経て、あれから10年。

 

10年前、口では言ったけど結果は伴わなかった「これが僕の精一杯」ですって。

 

その可能性ムンムンの魅力的な役者陣が揃いました。

 

ワクチンとコロナの競争のような感じで今年の10月がどんな、雰囲気なのか、わかりませんが、とにかく、待ち遠し10月でございます。はい。