パンフレットの言葉(案)

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気が付けば公演まであと10日。やることリストを作り、消していく日々でございます。

公演パンフレットも作成しないとなあ~と思い、お昼休みに案を練ってみました。

多分変えると思いますが…

今の所、こんな心境です。

よろしくお願いします。

 

本日は天体望遠鏡第15回公演にご来場いただき本当にありがとうございます。

気軽に劇場に足を向ける事が難しいこの時期にそれでもご来場下さいましたお客様に心から感謝申し上げます。

今年ほど、公演をするかやめるか、出来るのか出来ないのか、お客様をお呼びして

いいのか、悪いのか、考えた公演はありません。時々刻々と情勢は変化し、何か計画を立てる事がとても難しい10か月でした。最悪無観客で映像として残せれば…そんな思いで6月にスタートした今回の企画です。予定していた演目を変更し6月にこの台本を書き上げましたが、それから4か月経ち、鮮度が落ちた感は否めません。今年の6月の設定と脳内変換しながら見て頂けると有難いです。

今この文章を書いているのが2020年9月23日。2週間以上、県内で新規の新型コロナウイルスの感染報告はなく、入院している方もいません。死者もなくて本当に良かったです。それでも大都市圏を中心に依然として多くの感染確認報告があります。イベントの人数制限は業態により緩和されました。もっとぎちぎちの客席配置も可能ですが、お客様の「心」がそれに追い付いているのかな?

 誰かが「やっちゃえ」「責任は俺が取る」って言ってくれたらいいのにね。まあ命に関して責任は負えないので、誰もそんなこと言えるはずはありませんが…見えないと、わからないと恐怖心は際限なく膨れ上がる、それが今の一番の問題ではないかと思います。だから逆の力で、押し返すんです。「やっちゃえ」「怖れるな」って。そんな伊坂幸太郎みたいなお話を書ければよかったのですが、あいにくそういうお話ではございません。いつか出来そうなら挑戦します。

 さて、天体望遠鏡は19年目。今回出演役者の最年少が19歳。ワオー。鳴かず飛ばずの19年ですが、ここまで続けて来られたのは、お客様あってこそです。そしてこの形態と表現方法でしか出来ないモノがあると信じているからです。信じているだけで、出来るとはいいません、目指してはいます…相も変わらず同じようなお話ですが、今から作風も変えられないので、60分程度お付き合い下さい。今回は1部2部と2つのお話をします。舞台はどちらも喫茶店です。開演まで喫茶店縛りの曲を流しておりますのでそちらもお楽しみ下さい。第1部は約8分、そこから5分位の場面転換、換気休憩を挟みます。お手洗いはその時でも大丈夫です。長くなりました。それではまた、元気でお会いしましょう! 作演出川辺健